■兵庫県宝塚市
○「宝塚市子ども条例」について、フレミラ宝塚・老人福祉センターと大型児童センターの複合施設で視察の説明を受けました。
「宝塚市子ども条例」は、子どもの育成の基本理念を定め、家庭、学校等、地域住民、事業主及び市の役割を明確にするとともに、子どもが健やかに育つ社会の実現を目的に制定。2009年3月28日交付、同4月1日施行。
また、自治体にはどこでも国の次世代育成支援対策推進法に基づき「次世代育成支援計画」が策定され ており、宝塚市では「たからっ子『育み』プラン」という名称で策定されていますが、この計画を推進し、生か
すための条例との説明がありました。「「子ども条例」や「たからっ子『育み』プラン}などの担当所管は、「子ども未来部子ども政策課」が負かされているのも特徴です。
前橋市では、「いきいき前橋っ子はぐくみプラン」が策定されており、「未来の担い手である青少年が明るく元気にたくましく育つことを願い・・・・」とあるが、欄外に「青少年とは、県の青少年健全条例では18歳未満の
者(婚姻した女子を除く)としています。本プランでも同様に考えていますが家庭、地域、学校の連携が大きなねらいのため、小中学生を主な対象としています。」と、説明がわざわざ示されているように、あくまでも、中心
は小中学生が対象のようです。担当所管は、福祉部と教育委員会にまたがり、いくつもの課が担当する内容になっています。
宝塚市は、人口22万9千人。市内に9つの児童館が設置されており、しかも児童館を利用できる対象年齢は0歳から18歳までとしています。前橋市は、人口33万9千人。旧市内に4か所と粕川に1か所の計5か所で、利用対象年齢は就学前までの児童と小学校低学年です。
宝塚市の「子ども条例」に基づいた具体的な取り組みとして①「ミニたからづか」子どもたちが主役のまち。・・・2008年度から実施。子どもたちがミニたからづか内で仕事をし、通貨“ZUKA”を稼ぎ、その収入を同
じ子どもたちが働く店で使う経験により、まちづくり等に関心を持たせる活動。大人はそれを見守る。
②子ども議会③子ども委員会④子供向けホームページ「かたらづかキッズ」など、異年齢の取り組みを大人が見守って育むという説明を受けました。また、フレミラ宝塚の館内を視察しました。高校生が防音装置が施されている部屋で楽器の演奏の練習をしていました。利用料は無料。