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第一回定例会議で中道浪子議員がH24年度一般会計補正予算の反対討論

 私は、日本共産党前橋市議団を代表して、議案第11号H24年度前橋市一般会計補正予算について、反対の討論を行います。

 反対の理由は、国の補正予算等関連で、H25年度に予定している前倒しの事業のなかにこれまで指摘してきた大規模公園である荻窪公園整備事業の建設が含まれていることです。
 
 私ども党市議団は、「公共事業=悪」という立場には立っておりません。事業の優先度・必要度・市民の命・くらし・安全に関わる事業を見定めなければなりません。
 
 今、最優先しなければならないことは、耐震化対策や老朽化対策など既存社会資本の長寿命化・維持管理・更新です。
 
 荻窪公園については、清掃工場や最終処分場建設に伴う、地元還元のための整備という側面がありますが、すでに、開発面積が30.1㌶の用地買収が完了しており、5地区に分けて整備を進めています。これまで

の、2011年度までの事業実施は11.6㌶、37億2,000万円投入し、残る18.5㌶は今後の開発予定となっております。

 今後の整備については、地元住民の感情にも配慮しつつ、当面、凍結し、事業の縮小や、中止も含めて、慎重に検討すべきです。

 特に、近隣には大胡総合運動公園や前橋市総合運動公園などのスポーツ施設が整備されていることもありますので、荻窪公園の拡張を求める市民の要望は強く上がっておりません。

経済対策といいながら、荻窪公園整備事業と整備工事は、2億円計上し、その2分の1の1億円は市債をあてます。

学校や市営住宅などの耐震化工事など優先すべきで、公共工事が山積している中で急ぐ必要のない荻窪公園整備を十分検討しないまま、継続することは認められません。

 なお、同補正予算の中には、土地開発公社の解散に踏み切るための土地引取りの予算が一般会計補正から12億7,639,7千万円4か所分の2中地区区画整理、文4地区区画整理、8番街区の一部、大竹レンガ倉

庫地の土地代金が計上されています。
土地開発公社は、これまで過剰な見込み違いの土地の先行取得やその土地の購入費を確保するための元

利償還でこれ以上の市民負担を増やさないためにも一般会計の繰り入れはやむを得ませんが、解散に向けての十分な総括が必要です。

 最後に、国保会計の17億1,610万円の財政赤字分を一般会計補正予算から繰り入れて、値上げを抑えるための対応は、わが党が一貫して求めていたもので評価するものです。

 以上で、一般会計補正予算に対する反対の討論といたします。

by nnakamiti | 2013-03-14 18:42