山本市長に177項目の市民要望書を提出

日本共産党前橋地区委員会と党市議団は9日、各団体や個人から出された要望を2016年度予算要望書にまとめて、177項目を山本市長に提出しました。
白鳥地区委員長は「戦争法を先取りして軍備を増強し、アメリカとともに『海外で戦争する国』をめざす、安部政権の政治姿勢が予算を見ても浮き彫りになっている。『アベノミクス』は、国民の格
差と貧困を拡大し、消費税の増税、社会保障制度の連続改悪など進めているが、こんなときだからこそ、前橋市政は市民の立場に立って、国に対して悪政を止めるよう積極的に働きかけるとともに、市
民に対して一番身近な自治体としての役割を発揮すべき」と求めました。
長谷川議員は「市の行財政改革推進に対して、問題点を指摘しました。特に、13カ所もの区画整理事業について、事業を広ろげ過ぎているので遅々として進まず、高齢者などから怒りの声が寄せら
れていることを紹介し、これ以上、新規事業を増やさないで」と求めました。
中道議員は「第6次介護保険事業で市は、保険料を大幅に上げた。国は、要支援の方を介護保険から外して一般介護事業に移行したが、準備のため前橋市は2年先送りにした。年間280万円以上の
方へ利用料を2割に引き上げた問題。特養ホームも介護度3以上でなければ入所できなくなったことなどに対して、これまで通り利用できるように検討してほしい。 また、市長公約の30人学級は、
今年5・6年生の35人学級を実施して評価しているが、その後の計画が全然ないのでせめて、3・4年生の30学級の実施から初めて欲しいと要請しました。
小林議員は「市税の差押えについて、全国一きびしい。給料も年金も口座に入ればいやおうなしに差押えているが問題。改善すべき」と求めました。
近藤議員は「宮城町の木質バイオマス発電の建設計画は撤回してほしい」と強調しました。
最後に酒井県議は「平和の問題について、オスプレイの飛行訓練を前橋上空でしないように。市の平
和資料館をつくって欲しい」などを求めました。
山本市長は、来年度予算に反映させたい、検討することも否定しませんでした。